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市場拡大するECアパレル事業者が直面する物流倉庫の課題とDCXの役割

BLOG 2025/04/01

アパレル業界において、ECの市場規模は年々拡大しています。こちらの記事では、アパレルのEC事業者が直面する物流倉庫の課題とDCXが果たす役割についてご説明させて頂きます。

アパレル業界でのEC市場規模の推移

近年、EC市場は急速に拡大しておりますが、その中でもアパレル分野は著しく成長拡大しています。経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」によると、過去5年間のB to CのEC市場規模とアパレル業界のEC市場規模は以下の通りとなります。

1.B to CのEC市場規模全体
2019年: 約19.4兆円
2020年: 約19.3兆円
2021年: 約20.7兆円
2022年: 約22.7兆円
2023年: 約24.8兆円

2.アパレル業界のEC市場
2019年: 約1.7兆円
2020年: 約2.1兆円
2021年: 約2.4兆円
2022年: 約2.5兆円
2023年: 約2.7兆円

過去5年間の市場規模は、EC全体では約28%の増加に対して、アパレル業界では約58%も増加しています。また、令和5年(2023年)のEC化率は9.38%に対し、アパレル業界のEC化率は22.88%と大きく上回っています。

アパレル業界全体の市場規模は徐々に縮小傾向にありますが、アパレル業界のEC市場は年々拡大しており、今後も成長が期待されています。

アパレル業界の商習慣と商品特性、倉庫の課題

アパレル業界のEC事業者にとっては、商品上の特性から品質管理や顧客体験が非常に重要なポイントであり、物流や倉庫管理は大切な課題です。続いて、アパレル業界の商習慣や商品特性における物流と倉庫管理の課題について、ご説明致します。

1.シーズン性と在庫管理
アパレル商品は季節ごとに新作が発表されるため、在庫管理が非常に重要となります。シーズンが終わると売れ残りが発生しやすく、これにより在庫コストが発生します。例えば、夏物の在庫が秋に大量に残ってしまうと値下げ販売や廃棄処分が必要になります。

2.サイズとカラーのバリエーション
同じデザインの商品でもサイズやカラーが多岐にわたるため、SKU(Stock Keeping Unit)が膨大になり、在庫管理やピッキング作業が複雑化します。例えば、Tシャツ一枚でも、S、M、L、XL等のサイズがあり、それぞれに複数のカラーが存在します。

3.返品率の高さ
ECでのアパレル商品は店頭販売と違い試着が出来ない事から、返品率が高い傾向にあります。例えば、オンラインで購入した服がサイズやイメージと異なる場合、返品が発生しやすくなります。そのため、返品処理が迅速かつ正確に行われないと、顧客満足度の低下につながります。

アパレル業界の商習慣と商品特性、倉庫の課題

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DCXが果たす物流の役割

DCXはWMSとしての機能と日本通運の実績豊富なフィジカルな物流サービスから、多くのEC事業者にご利用頂いております。続いて、アパレル業界のEC事業者が抱える物流課題について、DCXが果たす役割について、ご説明致します。

1.高度な品質管理と保管環境
DCXのWMS機能により、多くのSKUに対して効率的な倉庫作業が可能です。また、日本通運の倉庫では空調設備が備わっている拠点を多く保有しているため、デリケートな素材を使用したドレスやスーツが適切な環境で保管されることで、品質が維持されます。

また、DCXでは商品別の滞留状況を確認出来るため、売れ残り状況の把握やセールへ活用頂けます

2.迅速かつ正確な発送作業
DCXはShopifyとAPIで自動連携しているため、お客様が購入された商品の迅速な発送作業が可能になります。また、日本通運では豊富な作業実績がありますので、高品質な梱包作業や検品によって正確に作業を行います。

3.効率的な返品対応
DCXは返品機能により、返品された商品をリアルタイムで確認可能です。また、これにより、EC事業者は返品された商品の代わりとなる商品を迅速に発送する事が可能になります。


アパレル業界のEC事業者が直面する物流や倉庫管理の課題は多岐にわたりますが、DCXを活用することでこれらの課題を解決することが可能です。

高度な品質管理と保管環境、迅速かつ正確な発送作業、そして効率的な返品対応により、顧客満足度が向上されて、アパレルEC事業の成功をサポート致します。倉庫管理のアウトソーシングや委託先の見直しを検討されている方、是非、当社へお問い合わせください。