BLOG 2024/08/09
日本通運では、D2Cビジネス向けに物流Webアプリ「DCX(Digital Commerce Transformation)」を提供しています。
「DCX」では、"Shopifyで作られたECサイト"ならばWebアプリのインストールのみで、"それ以外のECサイト"についても、商品マスタや注文オーダーのCSV入出力機能で簡易に利用することができます。
また、日本通運の倉庫に在庫を移管すればすぐに業務を開始することができ、基本的な在庫管理や発送代行の仕組みに加えて、次のような特徴を持っています。
ECサイトのアイテムを物流業者に委託する際に懸念されるのが、在庫の実数や、発送代行の作業進捗といった目に見えにくい部分です。
特に注文オーダーが多い場合、発送までどの程度の時間が必要なのかという点は、購入者からの問い合わせ対応にも関連した気になる事項になります。
DCXでは、ダッシュボードに出荷状況の進捗がリアルタイムに表示されるため、当日の締切時間までに受注したオーダーが、いくつ発送完了になっているのかを一目で確認することができます。また在庫についてはリアルタイムな数量が表示されるだけではなく、在庫が少なくなったアイテムや消費期限の近いアイテムについても、自動でアラート表示されます。
また、マルチデバイス対応のため、会社のPCはもちろんインターネットにつながる環境ならば、スマートフォンでもタブレットでも、見たい時に状況を確認することができます。
ECビジネスを立ち上げたばかりの段階では、毎月の物流の固定費はコストとして重いものになります。
また、商品1つあたりのうち物流費用がどの程度の割合を占めるのかという点は、販売価格を決定するうえでも重要な要素になります。
DCXではこれらの課題に対応するため、入庫料、保管料、発送料などのコストはサイズ別にて個建てで販売をしています。また発送料は、日本通運と宅配会社との間で契約した料金が適用されるため、倉庫料金と宅配料金とを個別に契約する必要もありません。
加えて、チラシやサンプル品の同梱、キャンセル対応についても1件あたりの単価を決めた上で対応しているため、全体の物流費を把握しやすい内容になっています。
DCXは、インターネット型の汎用的な物流Webアプリとして提供しているため、個別のカスタマイズを行うことはできません。
一方、複雑な設定は不要なため、Shopifyで構築されたサイトであればインストール後すぐに、その他のサイトについても、いくつかの簡単な初期設定のみで準備は完了になります。
また初期コストも必要ないことから、当社と契約後、DCXの設定が完了して倉庫に在庫を移管すれば、在庫管理や発送代行の業務をスタートすることが可能です。
DCXでは、入荷、在庫、出荷に関する情報をダッシュボードから一覧で確認することができます。また、それらのデータは1年以上保存しているため、CSV形式で明細内容をそれぞれダウンロードすることも可能です。
特に、過去における特定日の在庫状況や、発送日単位での明細は詳細を確認しつつ、「保管期間が長いアイテム」や「出荷日別のアイテム明細」といった分析にも繋げることができます。
Shopifyストアでの納品書・明細書のカスタマイズ とは
納品書・明細書をアレンジ!Shopifyストアのブランド力をアップさせよう!
以上、物流Webアプリ「DCX」の概要について説明させていただきました。
DCXでは、その他にも送り状出力や商品バーコードの出力、納品書の簡易カスタマイズなど様々な機能を持っています。
ECビジネスの在庫管理を自社で実施しているお客様、既存の発送代行に課題のあるお客様は、是非、当社にご連絡ください。