BLOG 2024/12/03
新たにEC事業を行うには、Amazonや楽天、Yahoo等のモール型での販売やShopify等で自社サイト開設など、様々な方法があります。
在庫管理は販売機会を逃さないために重要な役割を果たしますが、自社で在庫管理を行うには多くの時間やリソースが必要になりますし、複数のECサイトや実店舗で販売するには、在庫連携が重要なポイントになります。
こちらの記事では、在庫管理の外部委託と在庫連携のメリットについてご説明させて頂きます。
EC事業では自社商品を購入者の需要に合わせた供給が必要となりますので、一定の在庫を保有する必要があります。在庫管理を外部委託するメリット3点について、ご説明させて頂きます。
1.コスト削減
在庫管理を外部委託することで、専用の倉庫スペースや人件費、設備投資などが不要となりますので、コスト削減ができます。また、物流業者の専門スタッフによる効率的な倉庫運営やスケールメリットを活かし、コストを抑えることも可能となります。
2.専門知識の活用
在庫管理を物流の専門業者へ委託することにより、委託先で導入されている最新技術を活用できますので、効率的な倉庫運営が可能となります。また、専門業者での豊富な作業実績やノウハウ、知識が蓄積されていますので、最適な梱包方法や商品の特徴にあった在庫保管が行われます。
3.リソースの最適化
自社で在庫管理を行うには多くのリソースが必要となりますが、外部委託する事によりそのリソースをコアビジネスに集中させることができます。また、在庫管理の煩雑な業務から解放されることで、戦略的な業務に注力することが可能となります。
在庫連携とは、複数の拠点で在庫している商品の在庫状況を常に最新の情報にする事です。
ECサイトや実店舗で販売する時には別々に在庫管理をされていますので、在庫状況の把握に時間がかかりますし、在庫切れのリスクがあります。それらを防止する在庫連携の3点のメリットについてご説明させて頂きます。
1.リアルタイムデータの共有
各拠点での在庫状況を把握するには多くの時間や労力が必要となりますが、在庫連携することでリアルタイムな把握が可能です。これにより、商品が一定数量以下になった時に発注ができる等の効率的な運用ができますので、万一の在庫切れによる販売機会の喪失や過剰在庫の防止につながります。
2.需要予測の精度向上
在庫連携することにより、市場トレンドの把握やそれを基にした需要予測が可能となります。また、適切な在庫状況が維持されますので、EC事業者は顧客の需要に迅速な対応が可能です。
3.トレーサビリティの向上
在庫連携により、受注から入庫、出庫、在庫等の商品の過去のデータが蓄積されてトレーサビリティが向上します。商品の入出庫履歴やロット番号、賞味期限等の情報を一元的に管理することができますので品質管理や品質向上につながり、リコールが発生した場合の対応が容易になります。
ここまでは、在庫管理を外部委託する理由と在庫連携するメリットについてご説明させて頂きました。これらを踏まえて、日本通運のDCXでは在庫管理と在庫連携で以下の3点を実現できます。
1.データ分析
DCXではダッシュボード機能で拠点別の在庫状況や入出庫状況、発送状況を把握する事が可能です。また、ビジネスインサイトをご利用頂く事で商品別の在庫状況や都道府県別での配送実績により、在庫の最適化や需要予測ができます。
2.円滑な在庫連携
DCXはShopifyとAPIで自動連携、その他のECサイトともデータ連携出来ますので、円滑な在庫連携が可能です。これによりデータの一貫性が保たれ、プロセスの自動化や効率化が促進されます。
Shopifyと在庫連携した倉庫管理システム (WMS)
Shopifyの物流品質を向上させるために、データ連携が可能なWMSを導入!在庫管理がスムーズに。
3.グローバルでの導入実績
日本通運では、グローバルで展開しており、世界各地に多くの拠点を保有しております。DCXは日本国内だけでなく、アメリカやカナダ、オーストラリア等の現地法人で導入されており、お客様のグローバルなビジネス展開のサポートが可能です。
在庫管理を外部委託することは、コスト削減や専門知識の活用、リソースの最適化といった多くのメリットがあり、在庫連携によりリアルなタイムデータの共有や需要予測、トレーサビリティの向上などが実現できます。
更に日本通運のDCXをご利用頂く事でデータ分析や円滑な在庫連携、グローバルな導入実績により、お客様のビジネスの成長を促進し、競争力を高めることができます。もし、在庫管理や在庫連携でお困りの場合は、日本通運へお問い合わせください。