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ECサイトの物流フルフィルメントを委託する際の確認事項

BLOG 2024/08/13

ECサイトにおける物流業務は、購入者によるブランドイメージや、今後のビジネスの拡大の可否にも大きく関わるため、物流会社を選択する場合には多方面から比較検討する必要があります。

特に物流会社は、一度決めてしまうと、変更に追加の費用やリスクが発生してしまうため、早いタイミングから、自社のECビジネスに合致しているかどうかを見極めることが重要です。

以下では、あらかじめどのような内容を確認したほうがよいのか、いくつかの視点で説明します。

商品カテゴリの取り扱い経験

物流会社でEC業務を取り扱う際には、経験やノウハウがサービスの品質を左右することになります。

そのため、実績のある商品カテゴリや業界に対する専門知識を持つ物流会社を選ぶことで、より効果的なサービスを提供してもらえる可能性が高まります。

たとえばギフト系の商品カテゴリの場合は、ラッピングや熨斗(のし)の貼付など、特殊な梱包に対応できるかどうかの確認は必要ですし、食品カテゴリの場合、賞味期限や先入先出しの管理、定温・冷凍・冷蔵の対応の可否を確認しなければなりません。

また、化粧品の場合には薬事法をクリアしているかどうかという点や、高級品の場合には防犯対策といった設備も必要になることがあります。


加えて、どの場合においても、物流会社からの問い合わせへに対する迅速な回答や相談に対する確実な対応は、欠かすことができない要素になります。もうろん取り扱いアイテム業界の法律を熟知しており、法令違反のないサービスを提供できるかどうかは必須になります。

実際に倉庫の規模や対応状況を確認することで、自社のECサイトのビジネス要求に耐えられるかどうかを確認してみるのがよいでしょう。

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可視化が可能な料金体系

ECビジネスにおいて、コストの一定以上の割合を占める物流費は、利益を出すために十分に精査する必要があります。

一方で、コスト低減にばかり着目してしまうと、即日出荷や商戦期対応といった基本的な物流の仕組みがおろそかになってしまったり、事務スタッフや作業スタッフが十分に配置されていない状況になってしまう懸念もあります。

そのため、できれば商品1個あたりの物流コストがいくらくらいかかるのか、またボリュームが増加した場合も簡易かつ明確に算出しやすいかといった、可視化できる料金体系のほうが原価や広告費も含めた総コストを算出しやすいと言えます。

算出しやすい個建単価のや、なるべく初期コストが少ない料金体系の物流会社を選択すると、より費用も可視化されるでしょう。

輸出入に関する対応の可否

ECサイトの販売アイテムの中には、海外から輸入しているものも存在するかと思います。

その場合、海外での輸出、輸送、通関といった国際輸送に関する業務を別会社に委託すると、倉庫側への搬入手続きの調整や個別の手配が必要になってしまいます。

またECサイトの販売先を日本だけではなく、今後、越境ECや現地販売など、国外にまで広げることがあるかもしれません。

そのため、物流会社を選ぶ際には、輸出入に対応できるグローバルな能力を持つ会社を選ぶことも選択肢の1つになります。

倉庫内の入荷、保管、出荷とは別に、フォワーディングや関税手続きといった国際輸送業務に関する経験やネットワークを持っているかどうかを確認することがおすすめです。

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ビジネス拡大時の拡張性

今後、ECビジネスが大きく成長した場合、契約した物流会社の倉庫では保管しきれなくことが考えられます。また商戦期に現在の何倍もの注文を受けるようになった場合には、即日発送が困難となり出荷までに何日も要してしまう可能性もあります。

そのため、物流会社を選ぶ際には、今後のビジネスの拡大においても対応が可能であるかどうかは、常に念頭に置いて考慮したほうがいいでしょう。

ビジネス拡張性のあるグローバルな3PL物流会社


ECビジネスの物流業務は、実施が可能な会社と難しい会社が存在しています。また、コストのみに着目してしまうと、物流そのもののサービス品質が十分ではない会社を選択してしまう懸念も発生します。

そのため、過去の実績や口コミも確認しつつ、信頼性の高いパートナーであるかを確認したほうが良い言えます。