最近では、多くの企業が既存の自社ECサイトをShopifyに置き換えたり、新しいブランドのECサイトをShopifyで新規に作成したりすることが増えてきました。

当社では、基幹システムやShopifyとAPI連携した物流Webアプリ「DCX」を様々な業種のお客様に提供していますが、Shopifyのストア構築そのものや基幹システムとの連携に関するご質問をいただく頻度も増加しています。

以下では、お客様とのヒアリングの中において、Shopifyストアを作成する時に知っておいた方が良いポイントを4つの視点でお伝えさせていただきます。



その1. Shopifyに関連するコスト

 
Shopifyストアテーマ・アプリ・学習運用の3つのコスト項目を示すイメージ図

Shopifyは、プランごとに毎月の月額利用料が必要になります。また選択したプランや決済手段ごとに、決められた決済手数料(クレジットカード手数料など)が発生します。

Shopifyは、少額の月額利用料でも使用できる機能が多岐にわたるとともに様々な決済機能が実装されているため、コストパフォーマンスが非常に高いプラットフォームということができますが、それ以外にも以下のような費用が必要になります。

  • ストアテーマのコスト
    Shopifyは多数のサイトデザインのテンプレート(テーマ)を提供しています。無料のテーマもありますが、凝ったデザインやブランドの世界観を重視したサイトを制作する場合には、有料テーマを使用したほうが良い場合もあります。有料テーマのコストは、導入時のみに発生することが多いです。

  • アプリのコスト
    Shopifyだけで補えない機能は、必要に応じてShopifyアプリストアからアプリをインストールして機能を拡張する必要があります。アプリの数は10,000を超えると言われており、カテゴリや機能の範囲などによって、初回払いのみ、月額課金、従量課金など料金体系は様々です。複数のアプリを利用することでストアの機能はどんどん拡張されていきますが、気が付くと毎月のアプリ利用料の合計がそれなりのコストになっていた…ということもありますので、導入の際にはよく試算したほうがいいでしょう。

  • Shopifyの学習コスト
    ECサイトの運営に慣れていない場合や、技術スキルが限られている場合には、Shopifyストアの構築と管理の方法を難しく感じることがあります。そのため場合によっては、機能を効果的に使いこなすまでに多くの時間や労力を費やす必要があります。また、最近は、ストア構築や運営を一括してアウトソーシングできる代行企業もたくさん存在しています。自社の学習コストと比較すると少ない工数で導入することができますが、一定の費用がかかるため、自社で学習した場合との費用対効果については吟味されたほうがいいでしょう。



その2. Shopifyの制限事項

 
自社ECから外部システムへの連携に制限があることを示すイメージ図

Shopifyは、サイト運営に関する様々な機能が網羅されています。そのため、一般的なECサイトの運営については問題はありませんが、特殊な販売方法や自社の基幹システムとの連携などについては、標準機能だけでは対応が難しい場合があります。

  • デザインのカスタマイズの制限
    Shopify はさまざまなデザインテンプレートを提供しており、簡単なソース修正を行うことは可能です。ただストアそのもののデザインに大幅な変更を加えたい際には、制限があるため実行が難しい場合があります。

  • 関連したアプリやツール以外とのShopify連携
    Shopifyは独自のエコシステム上で機能拡張を行うプラットフォームです。つまり、ストアの機能や拡張はShopifyそのもののプラットフォームと連携可能なアプリやツール、ソフトウェアなどに限定されます。そのため、他のプラットフォームや基幹システムなどの連携において制限が生じる可能性があります。

  • アプリへの過度な依存
    Shopify のアプリストアには、機能を拡張できる便利なサードパーティアプリが多数掲載されています。いつでも自由に追加することは可能ですが、これらのアプリに過度に依存すると、機能は増えたものの見た目の統一感にバラつきが出たり、サイトの速度が低下したりして、ユーザーの利便性を損なってしまう可能性があります。



その3. 集客のためのマーケティング活動

 
ターゲット定義・認知拡大・競合差別化・注文増加の4つのマーケティング施策が循環するイメージ図

オンラインショッピングモールで一定の売上があったとしても、新たに構築したShopifyストアで必ずしも商品が売れるとは限りません。また、自社の実店舗で販売実績が良好だとしても、Shopifyストアに訪問客が必ず来る保証はありません

そのため、Shopifyストアを構築した後には、顧客をオンラインなどで集める必要があります。

多くの人が集客に苦戦するためマーケティングには戦略が必要です。Shopifyストアを運営する前に、顧客ターゲットを明確にして、自社商品のポジショニングを確立し、競合との差別化要素を周知する必要があります。

一般的に知られたブランドであれば、既存のファンがブランド名を検索して訪問する可能性がありますが、新しいブランドの場合は、まず認知度を拡大したりブランドイメージを周知したりするための工夫を行う必要があります。



その4. 受注後のフルフィルメント

 
売上増加に伴い物流体制を柔軟に拡張していく成長ステージのイメージ図

Shopifyストア構築後、倉庫や発送作業のスケーラビリティ(売り上げの増加に応じて、どれだけ柔軟に対応と拡張できるか)について忘れがちですが、実はこれはビジネスを拡大させるための重要な要素になります。

というのも、例えばFacebookやGoogleなどの広告予算は、オンライン上で簡単に増減することができます。場合によっては、広告費を10倍にしたら、売上もそれに比例して数倍に増やすことも可能かもしれません。しかしながら、売上が急増した場合に、入荷と出荷の物理的な作業は追いつくことができるでしょうか?

難しい場合、倉庫作業そのものがビジネスを拡大させるためのボトルネックになる可能性があります。特に小さな倉庫で自社スタッフが発送を行う場合、注文数が増加すると、発送ミスや在庫数の不整合などが発生しやすくなることがあります。

そのような事態を避けて、自社サイトにおける成長の十分な余地を設けるためにも、ビジネスの初期段階から作業品質の高い物流フルフィルメント業者を調べ、倉庫の拡張性も確認した方が良いでしょう。

物流フルフィルメントの課題に対応するため、当社ではShopifyとAPI連携している物流Webアプリ「DCX」を提供しています。

DCXを利用すると、Shopifyストアとリアルタイムなデータの自動連携が可能となり、国内倉庫の保有面積がNo.1の当社倉庫へアウトソーシングすることができます。

これからECサイトを構築されようとされている方、もしくは既存のECサイトや基幹システムの物流フルフィルメントに課題を感じられている方は、是非、以下までお問い合わせください。

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