日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第56回
全日本実業柔道団体対抗大会2026.09.05~06

大浜だいしんアリーナ

竹下・中村がベスト8進出、講道館杯への切符を掴む
部として初となる2名同時の出場権獲得を達成

第56回全日本実業柔道個人選手権大会

マッチリポート

階級別で行われた今大会には、オリンピック・世界選手権につながる国内最大級の大会「講道館杯」の出場権を得ることができる。特筆すべきは、今年度から出場権が従来の「ベスト4以上」から「ベスト8以上」へと拡大された点にある。門戸が広がったことで例年以上に激しい争いが予想される中、NX日本通運からは13名が出場。それぞれの階級で熱戦を繰り広げた結果、竹下(73kg級)と中村(81kg級)の2名がベスト8入りを果たし、部として初めて2名同時に講道館杯の切符を掴み取る成果を挙げた。

出場選手は次のとおり。100㎏級=吉井。90㎏級=玉置、戸﨑、衛藤、木村、菊川、藤井。81㎏級= 影浦、中村。73㎏級=長谷川、髙野、佐々木、竹下。

最も出場人数が多く、過酷なトーナメントとなった73kg級では、竹下が集中力を研ぎ澄ませた戦いを披露。初戦を一本背負投で快勝し勢いに乗ると、山場となった2回戦では相手に「有効」と「技あり」を先行される絶体絶命の展開を強いられる。しかし、残り時間わずか7秒、起死回生の体落を決め逆転の一本勝ちを収める。この勝利で流れを引き寄せると、出場権獲得がかかった4回戦でも延長戦(GS)にもつれ込む激闘を演じた。最後は力を振り絞った背負投で「有効」を奪い、自力で出場権を確定させた。準々決勝では一瞬の隙を突かれ大外刈で敗退したものの、窮地を跳ね返して掴み取った権利は、チームの士気を大いに高める収穫となった。

81kg級の中村は、昨年に続く権利獲得を目指し、終始安定した内容で勝ち進んだ。準々決勝進出まで、背負投や大外刈を軸に全ての試合を豪快な一本勝ちで仕留めるなど、実業団トップクラスの実力を遺憾なく発揮。準々決勝では不意を突かれる形で敗れはしたものの、危なげなく2年連続の切符を手にした。

また、ベスト16に食い込んだ選手たちの活躍も光った。90kg級の木村は、2回戦で全日本シニア優勝の実績を持つ実力者と対戦。鋭い小外刈で「有効」を奪うと、相手の反撃を退け金星を挙げた。4回戦でも終了間際まで攻め続けたが、隅返に合わされ惜敗。あと一歩で出場権こそ逃したが、今後の飛躍を予感させる内容であった。

今大会は2名の権利獲得に加え、ベスト16以上にさらに1名が名を連ねるなど、個々の成長が形となって現れた。11月の講道館杯、そして目前に迫る東日本実業団体戦に向け、この結果を自信に変え、チーム一丸となって良いパフォーマンスを期待したい

コメント

大熊監督

日頃より部への多大なご理解とご支援をいただいている、会社関係者の皆様ならびに職場の皆様に深く感謝申し上げます。今大会から出場枠が拡大された好機を確実に活かし、竹下・中村の両名が講道館杯の切符を掴んだことは、部にとっても大きな前進となりました。ベスト16に留まった木村やそのほかの選手も内容は極めて僅差であり、チーム全体の底上げを実感しています。11月の本戦(講道館杯)、そして目前に迫る東日本団体戦に向け、応援してくださる方々の期待に応えられるよう、さらに気を引き締めて稽古に精進していく所存です。

竹下選手

今大会で講道館杯への出場権を獲得できたのは、日頃から業務と競技の両立を温かく見守ってくださる職場の皆様のサポートがあってのことです。2回戦でリードを許した際も、声援が力になり最後まで諦めずに技を出すことができました。講道館杯では、一つでも多く勝ち上がる姿を見せることで恩返ししたいです。今後とも応援のほどよろしくお願いします。

中村選手

昨年に続き、2年連続で権利を獲得できたことに安堵しています。準々決勝進出まで全て一本で勝ち上がれたのは、集中できる環境を整えていただいている周囲の支えのおかげです。準々決勝での敗退は次への大きな課題ですが、この悔しさを糧に、本戦ではさらに上のステージを目指します。講道館杯までの準備期間、自分をさらに追い込み、最善のコンディションで畳に立ちたいと思います。

木村選手

本戦を通じて投げが通用したことは自信に繋がりましたが、出場権がかかった場面で勝ち切れなかったことに、実業団選手としての責任の重さと自身の甘さを感じています。今後、多忙な中でも活動を応援してくださる部署の皆様や、遠方まで足を運んでくださった方々に結果で応えら応えられるように精進します。

佐々木選手

ベスト32という結果に終わりましたが、激戦区のなかで手応えを感じる部分もありました。会場での応援や、会社から届く期待の声が大きな力になりました。しかし、上位に食い込むためには勝負どころでのもう一段の粘りが必要だと痛感しています。今回の反省を活かし、苦しい勝負を勝ち抜いていけるよう稽古に取り組んでいきたいと思います。

試合結果

73kg級

長谷川 雷(2回戦敗退)

1回戦 不戦勝ち   花岡 晴琉(皇學館大学柔道研究会)
2回戦   技あり(小内巻込) 竹内 龍生(赤穂YAWARAクラブ)

高野 敦弥(1回戦敗退)

1回戦   反則負け(S3) 佐藤 周也(株式会社 戸髙鉱業社)

竹下 徹(ベスト8)

1回戦 一本 (一本背負投)   末永 歩也(球磨柔道クラブ)
2回戦 一本   髙橋 蓮(千葉刑務所)
3回戦 一本 (背負投)   飯田 竜生(九州電力株式会社)
4回戦 有効 (背負投)   福田 虎輝((株)東芝)
5回戦   一本 (大外刈) 市川 晃次郎(Jエレベーターサービスホールディングス株式会社)

佐々木 光太朗(3回戦敗退)

1回戦 一本 (肩車)   菅井 篤(和道場柔友会)
2回戦 一本 (出足払)   鎌田 直人(東京拘置所)
3回戦   技あり (背負投) 大搗 弘晟(リンクスタッフグループ)

81kg級

影浦 力(1回戦敗退)

1回戦   有効 (巴投) 竹市 大祐(Jエレベーターサービスホールディングス株式会社)

中村 洸登(ベスト8)

2回戦 一本 (大外刈)   漆山 昻靖(東京柔道整復専門学校)
3回戦 一本 (背負投)   臼井 琢海(喜連川社会復帰促進センター)
4回戦 一本 (一本背負投)   堂本 一樹(OCEAN)
5回戦   一本 (大外刈) 山崎 一秀(JR九州)

90kg級

玉置 玉(3回戦敗退)

2回戦 一本 (腕挫十字固)   下田 一輝( 大森クラブ)
3回戦   一本 (一本背負投) 仲佐 怜優(第一共創建設株式会社)

戸﨑 碧海(1回戦敗退)

1回戦   有効 (小内刈) 荒井 健友(センコー商事株式会社)

衛藤 力也(2回戦敗退)

1回戦 有効 (大外刈)   尾方 浩希(球磨柔道クラブ)
2回戦   一本 (大外刈) 田中 航太(日本エースサポート株式会社)

木村 亮太(ベスト16)

1回戦 一本   荘司 英寿(三菱ケミカル物流株式会社)
2回戦 有効 (小外刈)   野々内 悠真(京葉ガス株式会社)
3回戦 合わせ技 (払巻込+払腰)   山田 結太(株式会社 戸髙鉱業社)
4回戦   技あり (隅返) 大西 陸斗(日本生命保険相互会社)

菊川 歩睦(1回戦敗退)

1回戦   有効 小川 晟矢(OGAWA警備株式会社)

藤井 建心(1回戦敗退)

1回戦   一本 (小外刈) 笹谷 健(旭化成株式会社)

100kg級

吉井 拓実(2回戦敗退)

2回戦   一本 (小外刈) 山口 貴也(光仁会病院 )

臼倉 汐斗(欠場)

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