日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第59回全日本実業団剣道大会2016.09.19

日本武道館

攻めの剣道を貫くも2大会連続のベスト16

マッチリポート

全国から日本武道館に集うチームは過去最多の367となった。大会の盛り上がりとともに、上位を目指す強豪チームの熾烈な争いは激しさを増している。日通本社チームは昨年ベスト16、一昨年はベスト8。今年は先鋒に菅原、次鋒に新人の三浦を置き、6月の関東実業団では3位に入っただけに、優勝争いの一角に名乗りを上げる資格は十分。8月下旬の夏合宿を経て、万全の準備を行ってきた。本社チームのみならず、首都圏支店チームも南を副将に据え、航空事業支店は次鋒に赤澤、中堅に高橋(聡)、これら新人の勢いがどこまでチームに勢いをもたらすかが期待された。
航空事業支店チームは、先鋒から大将まで引き分け、代表戦で高橋(賢)がコテを奪われ、惜しくも初戦で敗退。首都圏支店チームは先鋒・天方と、次鋒・永松が躍動し、初戦のトッパン・フォームズ(滝山)戦では揃って二本勝ちを収めチームを牽引する。2回戦の三菱東京UFJ(大手町)戦では永松がまたしても二本勝ち。大将・志賀も二本勝ちで、2-0でコマを進める。3回戦、パナソニック(AVC)を5-0で下し、本社チームとともに上位進出への弾みをつけた。そして迎えた4回戦、天方、永松が一本勝ちを収め、中堅・本間は引き分け、副将・南がメンを奪い勝利を手中に収めたと思ったが、わずか10秒のうちに二本を取り返されて逆転負け。2-1で迎えた大将戦、動揺が収まらないうちにメンを奪われ、一本負けで代表戦に持ち込もうとした志賀だったが、続けてコテを打たれて二本負け。ポイントは2-2だが、内容負けで4回戦敗退となった。
本社チームは、初戦の相手がパナソニック(ES関東)。先鋒・菅原と、次鋒・三浦があっという間に二本勝ちすると、中堅・中石、副将・柴田も二本勝ち。チーム状態の良さをうかがわせる。3回戦は東レ(三島)。菅原が引き分けた後、三浦、中石が連続ポイント。柴田が引き分けて4回戦進出を決め、続く日鉄住金物産(本社)には、全員が攻めの剣道を見せ5-0で圧勝。コート決勝となる5回戦の相手は、ALSOK(大阪)。菅原、中石が一本勝ちで、柴田が引き分けを選びベスト16を決めた。大将戦で谷口がメンを先制され、この日初めての一本負けが頭をかすめたが、谷口は直後、冷静に二本奪い返し、相変わらずの勝負強さを発揮した。ベスト16が揃った6回戦、相手は東洋水産(本社)を代表戦の末に破って勝ち上がってきた東レ(滋賀)。先鋒、次鋒の勢いで勝ち上がってきた両チームとあって、前2人の試合に注目が集まった。相手の打ち終わりを狙う菅原の策に、相手もひるんだかに見えたが、絶妙なタイミングでコテを取られ、一本負け。三浦は「最悪でも引き分けを狙った」という言葉通りの引き分け。この日4連勝と絶好調の中石はポイントを奪い返すべく前に出たが、相手に抑え込まれ引き分け。0-1となり、自らが逆転する覚悟で攻めに出た柴田だったが、逆に二本負けを喫し万事休す。本社チームは昨年と同じベスト16に終わったが、守るではなく攻めを選択するチームの方向性がうかがえた。

コメント

野村隆行監督

ここ数年は全日本、関東で結果を残してきましたが、この大会前にすべてリセットし、挑戦者として臨みました。首都圏支店チーム、本社チーム共に、積極的に技を出し、しっかり旗の上がる剣道をしましたが、上位チームを相手に勝ちきれず、僅差の内容で敗れました。ベスト16の実力は伯仲していて、どこが優勝してもおかしくないのですが、決勝に進むのは、勝ちに対する貪欲さを発揮するチームです。今回、我々はそうした個の強さ、チームの強さを発揮することができませんでした。今まで以上に稽古を積むことはもちろんですが、勝ちにこだわる集団として、今年よりも一回り骨太のチームになるべく精進していきます。来月は国交大臣杯もありますから、しっかり結果を残して来シーズンに繋げたいです。

永松秀介選手(首都圏支店チーム・次鋒)

今年の関東実業団では、全員引き分けで代表戦で負けて、悔しい思いをしました。ちょうどそのあと本社に移動になって、道場に通いやすくなったので、最低でも週に3回は通えるようになりました。稽古をすればするほど負ける気がしなくなってきて、今日は4勝0敗、いい仕事ができたと思います。

志賀隆史主将(首都圏支店チーム・大将)

目の前で南が逆転負けして、その瞬間、頭が真っ白になりました。おそらく簡単に一本とれたので欲が出たんだと思います。南が逆転されてもポイントは2-1で勝っていたので、一本負けでも代表戦という気持ちで試合に臨みましたが、本当に一本取られて、このまま試合を収めようとしたところを付け込まれてしまいました。

三浦和也選手(本社チーム・次鋒)

0-1で回ってきた東レの次鋒戦は、試合のカギだと思っていました。最悪でも引き分けだと思って、ポイントを取り返すことを考えていましたが、相手が相当強いことはわかっていたので、冷静に戦いました。いま、道場からは遠い職場ですが、日曜日は必ず道場に行き、地元のスポーツジムにも通って、自分でできる準備はやってきました。

柴田優貴選手(本社チーム・副将)

去年までは自分がリスクを冒すよりも、後ろの谷口につないだ方が勝利につながることもあると考えましたが、今年は自分が取りに行くと決めてました。東レ(滋賀)の三雲選手とは過去3回戦っていていずれも引き分けでした。お互い手の内は知っていますが、二本負けは初めてです。でも体調は万全でした。体重も5、6キロ絞って体も軽かったし、負ける気はしなかったんですが・・・。

谷口賢人選手(本社チーム・大将)

関東実業団3位からの上積みが足りなかったのかもしれません。このチームなら上位を狙えるという選手の自信が慢心だったのか、それはわかりませんが、勝った相手にあって、負けた自分たちにないものを、選手がしっかり考えて突き詰めていくことが強くなるために必要なことだと思います。

試合結果

本社

2回戦

  日本通運(本社) 4 - 0 パナソニック(ES関東)
先鋒 菅原 壮一郎 コテ、メン     濱崎 大輔
次鋒 三浦 和也 コテ、メン     梶田 康夫
中堅 中石 吉郎 メン、メン     馬路 貴光
副将 柴田 優貴 メン、メン     福森 賢治
大将 谷口 賢人   分   斎藤 亮彦
(代表戦)          
補欠 末松 竣平        

3回戦

  日本通運(本社) 2 - 0 東レ(三島)
先鋒 菅原 壮一郎   分   比良 克大
次鋒 三浦 和也 ドウ     安藤 義和
中堅 中石 吉郎 メン、メン     杉浦 康一郎
副将 柴田 優貴   分   藤原 奨
大将 谷口 賢人 メン 分 メン 花田 浩徳
(代表戦)          
補欠 末松 竣平        

4回戦

  日本通運(本社) 5 - 0 日鐵住金物産(本社)
先鋒 菅原 壮一郎 メン、メン     梶原 宗一郎
次鋒 三浦 和也 メン、メン   コテ 徳尾野 賢
中堅 中石 吉郎 メン     山本 雄平
副将 柴田 優貴 コテ、ドウ     高村 明宏
大将 谷口 賢人 メン     池田 隆史
(代表戦)          
補欠 末松 竣平        

5回戦

  日本通運(本社) 3 - 0 ALLSOK(大阪)
先鋒 菅原 壮一郎 メン     鬼塚 悠人
次鋒 三浦 和也   分   田代 健
中堅 末松 竣平 メン     山路 鉄平
副将 柴田 優貴   分   谷 雅弘
大将 谷口 賢人 メン、ドウ   メン 日高 弘樹
(代表戦)          
補欠 末松 竣平        

6回戦

  日本通運(本社) 0 - 2 東レ(滋賀)
先鋒 菅原 壮一郎     コテ 梶原 圭亮
次鋒 三浦 和也   分   茂田 大貴
中堅 末松 竣平   分   福本 航
副将 柴田 優貴     コテ、コテ 三雲 悠佑
大将 谷口 賢人   分   藤田 浩輝
(代表戦)          
補欠 末松 竣平        

日本通運(首都圏支店)

1回戦

  日本通運(首都圏支店) 3 - 0 トッパン・フォームズ(滝山)
先鋒 天方 孝輔 メン、メン     池田 光聖
次鋒 永松 秀介 ドウ、メン     花丘 弘樹
中堅 本間 敏光   分   川杉 哲平
副将 南 淳平 コテ     玉城 真之介
大将 志賀 隆史   分   久保田 剛
(代表戦)          
補欠 森本 敏史        

2回戦

  日本通運(首都圏支店) 2 - 0 三菱東京UFJ銀行(大手町)
先鋒 天方 孝輔   分   坂庭 一充
次鋒 永松 秀介 ドウ、コテ     瀬尾 拓也
中堅 本間 敏光   分   清瀬 啓
副将 南 淳平   分   古川 翔平
大将 志賀 隆史 メン、コテ     城 建治
(代表戦)          
補欠 森本 敏史        

3回戦

  日本通運(首都圏支店) 5 - 0 パナソニック(AVC)
先鋒 天方 孝輔 不戦勝     欠場
次鋒 永松 秀介 コテ     坂井田 義信
中堅 本間 敏光 メン、ドウ     西木場 光博
副将 南 淳平 メン、メン     中尾 雅一
大将 志賀 隆史 メン、メン     上野 幸司
(代表戦)          
補欠 森本 敏史        

4回戦

  日本通運(首都圏支店) 2 - 2 富士ゼロックス(大阪)
先鋒 天方 孝輔 メン     中西 有平
次鋒 永松 秀介 ドウ     奥村 知大
中堅 本間 敏光   分   高橋 元希
副将 南 淳平 メン   コテ、ドウ 渡邉 育真
大将 志賀 隆史     メン、コテ 森本 翔
(代表戦)          
補欠 森本 敏史        

日本通運(航空事業支店)

1回戦

  日本通運(航空事業支店) 3 - 0 トッパン・フォームズ(滝山)
先鋒 高須 秀隆   分   金澤 智宏
次鋒 赤澤 智希   分   滝崎 敏之
中堅 髙橋 聡   分   中山 寿幸
副将 本橋 清伸   分   石田 雄二
大将 髙橋 賢治郎   分   中世古 正則
(代表戦)       コ 石田 雄二
補欠          

ギャラリー

戻る