いつ使う? どう使う? 航空貨物輸送という選択肢

いつ使う? どう使う?
航空貨物輸送という選択肢

お役立ちコラム

迅速・確実はもちろん
企業価値を高める付加サービスも!

貨物の輸送手段は、大きく「トラック」「鉄道」「船舶」「航空機」の4つに分けられます。何をどの手段で送るのが適切なのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
航空貨物輸送のメリットや、他の輸送手段との比較、選び方、注意したいポイントについて、わかりやすく解説します。

航空貨物輸送は 「迅速・確実」

航空貨物のメリットはやはり「迅速・確実」です。
例えば、札幌-東京間はトラック輸送だと約17時間かかりますが、航空機輸送なら千歳空港-羽田空港間を約2時間で輸送可能です。

それゆえに、スピードが求められるビジネス文書や長時間の輸送に不向きな貨物、短納期が求められる貨物に対応できます。肉・魚介・果物・野菜など鮮度が重要な食品、緊急を要する医療機器・医薬品や部品、パソコンやスマートフォンなど……。これらの輸送には、航空貨物がよく利用されています。

他にも、電子部品や精密機器も航空貨物で運ばれることが多い商材です。なぜなら、こうした貨物にとって極端な湿度や温度は大敵なためです。船や航空機の貨物室内はおおむね2~27℃で空調管理されています。船便と比べて揺れが少ないため、事故や破損のリスクが少ない点もメリットです。

ビジネス上の安心感が高い

一方でこの「速さ」は、品質保持以外でもメリットをもたらします。例えば、シーズンものや流行性のある商材は、一刻も早く市場に流通させる必要があります。船便で届いたころには商機が終わっていた、となってはビジネスが成り立ちません。

また、盗難リスクが高い貴金属や美術品などの輸送においても航空貨物は人気が高く、ビジネス上の安心感でも魅力的な輸送手段だと言えます。

航空貨物輸送を選ぶポイント

利便性の高い航空貨物は他の輸送手段と比べてどうしても割高になります。スピード感は魅力ですが、何から何まで航空貨物で輸送していては、コストもかさんでしまいます。そこで、航空貨物を使うか否か、判断の目安をご紹介しましょう。

まずは「急ぎの品かどうか」。
そして、貨物の容積重量(大きさ)と実重量(重さ)です。

航空機はコンテナ船のように大きくなく、貨物積載量の目安は貨物機でも最大130tほどしかありません(コンテナ船は30,000t以上)。貨物スペースは限られている上、移動に必要な燃料費も他の輸送手段より高コストです。スペースに対する単価も比例して上昇します。したがって、大ロットの大量輸送や、大型や長尺の貨物にはあまり向いていないのです。

一方で、貴金属や重要書類のような小さなものは、場所を取らず単価もおさえやすくなります。医薬品や電子部品なども同様です。

高価・繊細・重要なものを運ぶなら

つまり総合的には、「高価で」「重要性が高くて」「少量の」「あまり大きく(重く)ない」、「急ぎの品」が航空貨物に向いていると言えます。もちろん、そのすべての条件を満たす必要はありませんが、複数当てはまるようなら十分に利用価値はあるはずです。

まずは、これから輸送しようとしているものを、客観的に分析してみてください。その品は、他の手段より高いコストを払ってでも、急いで運ぶべき価値を持っているでしょうか? 中長期的な視点も含めたビジネス上のメリットが勝るようであれば、ぜひ活用を検討してみてください。

航空貨物で送れないもの

ただし、どんなものでも航空輸送できるわけではないので注意が必要です。基本的に危険物の類はNGで、「旅客として航空機に持ち込めないものは、貨物としても送れない」と考えておけばわかりやすいかもしれません。

具体的には、以下のものなどが挙げられます(一例)

分類 代表的な品目
火薬類

花火、クラッカー、弾薬

火薬、爆薬、発炎筒、信管、導火線

引火性液体

ペイント類、オイルライター、化粧品・香水

ライター用燃料、灯油、接着剤、石油類、ガソリン、
ベンジン、ラッカー、トルエン、ニスペンキ、
印刷用インク、ニトログリセリン、
アルコール性飲料(70度数以上のもの)

高圧ガス

ライター用補充ガス、
ダイビング用ボンベ、
カセットコンロ用ガス・
スプレー缶

キャンプ用ガス、消火器、ブタン、エチレン、
オイルガス、空気ボンベ、ヘアスプレー、
アンモニア水素、液化石油ガス、喫煙用ライター、
ライター詰め替え燃料

酸化性物質

小型酸素発生器、
過酸化物/漂白剤

塩素酸、クロム酸、塩素酸塩類、過酸化カリ、
過酸化ソーダ、硝酸マグネシウム

可燃性物質

マッチ、炭

マッチ(小型のもの)

腐食性物質

液体バッテリー、水銀

水銀、硫酸、塩酸、王水、硝酸、蓄電池、アルカリ類、
苛性ソーダ、フッ化水素、
バッテリー(電解液を内蔵するもの)

毒物類

殺虫剤、農薬

染料、砒素、消毒剤、除草剤、催涙筒、殺虫殺菌剤、
水銀化合物、バクテリア、ウィルス、パラチオン、
催涙ガス弾、四エチル鉛、クロロホルム

放射性物質等

核燃料物質

核原料物質、放射線同位元素、
薬事法に規定する医薬品又は医療用器具に装備されている物質

その他の
有害物質

磁石

救命用具、内燃機関、磁気機器、ドライアイス、
リチウム電池

もし、間違って航空輸送できないものを送ろうとしていた場合、途中から陸送などに切り替わり、余計なタイムロスが発生します。

一方、(危険物に分類される)リチウム電池を内蔵するパソコンやゲーム機などは、重量や梱包状態が適切であれば輸送可能なケースもあります。不安な場合は日本通運までお問い合わせください。

お客様に合ったサービスをお選びください。

同じ航空貨物でも、各社でサービス内容は異なります。条件やできること・できないことを比較し、輸送サービスを検討しましょう。

特に大きな違いは、「対応可能サイズ」「当日配送の可否」などです。日本通運では、国内航空貨物輸送(エクスプレスハイスピード)、生鮮輸送など、国内外にネットワークを設置し、速さに加えて高品質なサービスを提供しています。もちろん定温輸送も可能です。

特にお急ぎの方には、当社の集配拠点に貨物の保管施設を併設したハイスピードロジスティクスをご提供しています。これにより、国内であれば当日を含めた緊急の出荷にも対応が可能です。航空貨物輸送をお考えの方は、ぜひお気軽に日本通運へご相談ください。

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