また、実物を目で見て試着することができないECの場合、サイト訪問者に対して着用のイメージを訴求したり、店頭のように細かい要望に応えたりすることも、EC売上を上げるための重要な要素になってきています。
このようなEC特有の課題に対して、日本通運の物流センターでどのような対応を行っているのか、2つの事例を紹介させていただきます。
速さと精度を追求する独自の情報システムの対応
あるお客様の場合、取り扱いのアイテム数や1日のオーダー数が多いことに加えて、ECサイトでの”受注の締め切り時刻”から”出荷までのタイミング”を短くして欲しいとの依頼をいただきました。
この場合、物流センター内に保管されている数あるアイテムの中から、いかに正しい商品を選び、それを素早くカートンに入れて宅配業者に引き渡すか、という正確性とスピードの両面が必要になります。
そのため、アパレルEC用の情報システムを構築し、お客様のオーダー情報と連携することによって、受注データが正しく物流センターと共有されるようにしました。また、出荷オペレーションの工程においても、1つ1つの作業が正しくスピーディーに実行できるよう、専用機器を用いて効率的に運用できるようにしました。
ECの発送においては、商品が購入された方の手元に届いた時、正しい注文のアイテムがきちんと梱包されているかどうかが、そのサイト自体の満足度を左右することにも繋がりかねません。そのため、情報システムには、今まで実施した当社の経験やノウハウを凝縮させるとともに、お客様の要望をヒアリングしながら、正確かつスピーディーなオペレーションが実施できる仕組みも実装させています。
撮影や裾上げなどにも対応
アパレルを取り扱うECサイトにおいて、着用イメージの写真は購入意欲を高めるための重要な要素になります。
あるお客様の場合、商品の入荷からタイムラグを発生させることなく写真を撮影し、サイトに掲載したいとの要望がありました。そこで、物流センター内に専用の撮影スタジオを用意し、その場で商品を着用して撮影が可能になる仕組みをサポートさせていただきました。
また最近では、アパレルECならではのサービスとして、オーダーに合わせて裾上げを受け付けているサイトもあります。このような場合も、物流センター内に専用のスタッフを配置し、出荷オーダーの都度対応することで、必要以上の日数やコストをかけることなく発送にまで繋げられるサービスを提供しています。